本日も世界の最新プライシングニュースをお届けしたいと思います!

さっそく以下3本紹介します。

ガソリン7週連続値上がり ウクライナ情勢でさらに値上がりか


今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり172円と、先週より0.6円値上がりしました。政府の対策で価格は抑えられているものの、ウクライナ情勢の緊迫化で原油価格は高騰していて、来週はさらに値上がりする見通しです。

値上がりは7週連続で、およそ13年ぶりの高値水準が続いています。また、灯油の店頭価格は全国平均で18リットル当たり2020円と、先週より9円値上がりしました。

政府は石油の元売り会社に補助金を出して、ガソリンなどの卸売価格を引き下げる異例の対策を実施していて、経済産業省はこの対策によってガソリンも灯油も1リットル当たり5円分、小売価格の上昇を抑えられたとしています。ただ、補助額はすでに1リットル当たり5円の上限に達しています。

また、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の住民を保護するためとして、特別な軍事作戦の実施を明らかにしたことを受けて、原油市場では産油国ロシアからの供給が滞ることへの懸念が強まり、原油の先物価格は上昇しています。

これらの要因から、ガソリンや灯油の小売価格はこれからもさらに値上がりすると予測されています。

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欧州の天然ガス価格、一時62%急騰-ロシアのウクライナ侵攻の影響


ヨーロッパの天然ガス価格は2月24日の取引で急騰しました。

ロシアがウクライナ国内の標的(軍事施設など)への攻撃を開始したことに対し、西側諸国は対ロ制裁をさらに強める方針だそうです。

また、ヨーロッパの指標となっているオランダのガス先物は4日続伸し、一時62%高となりました。加えて、ドイツの電力価格(3月物)は一時58%高、石炭と原油の価格も上昇しました。

ロシアが世界有数の天然ガス輸出大国であるため、こういった影響が出ているのではないでしょうか。今後のウクライナ情勢によっては、さらなる価格高騰が起こる可能性も否定できないかもしれません。

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金の価格が急上昇 終値7120円で過去最高値を更新


ロシアのウクライナへの軍事侵攻開始を受け、有事の際の安全資産であるとされる「金」の価格が急上昇しました。

日本の大阪取引所においては、金の先物の価格が2月24日朝の時点では7052円で取引が始まりましたが、ロシアのウクライナ侵攻の一報が伝わると、一時7168円まで金の価格が跳ね上がりました。

ウクライナ侵攻の一報依頼金の価格は高い状態で硬直し、終値でも7120円と、過去最高値を更新しました。

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後もこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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