本日も世界の最新プライシングニュースをお届けしたいと思います!
今回は以下の3本を紹介したいと思います。
スポーツチケットはコロナによる影響で、転売市場価格が30%下落
米チケット取引マーケットプレイスのTicketIQは、コロナウイルスの拡大によってスポーツチケット価格が軒並み下降していると発表しました。特に、大学バスケやプロゴルフトーナメントでは価格の下落が著しいと言います。
コロナ によってチケットキャンセルが相次いでいます。NHL(米プロホッケーリーグ)やNBA(米プロバスケットリーグ)では1月と比較し、ここ2ヶ月でチケットが平均4.3%下落しました。特に高額なチケット価格で知られるロサンゼルス・クリッパーズとブルックリン・ネッツでは、30%もの価格下落を記録しました。こうしたチケット価格の大幅な下落は、(当時)コロナの影響がより深刻な地域であったロサンゼルスやニューヨークで多く見られます。
ある関係者はこうした通常より安価なチケットは、消費者にとって好機だと指摘します。コロナによって無償キャンセルが可能なチケットであれば、普段は手の届かないチケットも購入機会があるだろうとコメントしました。スポーツリーグだけではなく、ブロードウェイなど演劇でも同様の傾向が続くと見られています。
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ユナイテッド航空に続いて、デルタ航空とアメリカン航空はチケット変更料の廃止を決定
8月31日月曜に、デルタ航空とアメリカン航空は今後国内線チケット変更で必要だった追加料金を廃止すると発表しました。変更料金の無償化を通じ、各社はフライト需要を呼び戻す狙いです。このような動きの背景には航空会社の厳しい経営状況があります。アメリカの4大航空会社はここ4ヶ月で合計1.1兆円もの資金を失い、フライト需要も昨年比で70%も落ち込みました。
以前から追加料金の廃止は消費者から強い要望がありました。航空業界ではここ10年ほどで、手荷物などへ様々な追加料金制度を導入しており、消費者からの強い反発を受けていました。ユナイテッドが先んじて消費者の反発を受け入れ、他2社も呼応した形となりました。ただ追加料金は各社の重要な収入源となっており、ユナイテッド航空は昨年1年間で660億円も稼ぎました。こうした追加料金の変更が各社の経営状況へ、追い風となるか逆風となるかに注目が集まります。
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コロナ期のホテル業界において収益最大化を行う価格戦略とは?
今年4月にはコロナがこれほどホテル業界に大打撃を与えると誰が想像出来たでしょうか?今やコロナの広まった状況で適切に経営の舵取りをする必要にホテル事業者は迫られています。その上で大事になるのが価格戦略です。特に3つの大事な方針をここで示します。
憶測作りばかりしないこと
(ホテル専門家である)私は最近多くの関係者からコロナからの回復シナリオに関するウェビナー依頼を受けます。しかしながら、このような前例のない流動的な状況において誰が”最もらしい推測”を出来るかは意味を為しません。たとえ過去20年のデータを集めても、9.11同時多発テロや2008年世界金融危機は今回の事例と共通項はゼロに等しいです。コロナがどのように収束するかという専門家にさえ分からない質問を考えるよりは、どのように経営引き締めを図るかを考える方がよっぽど有効な時間の使い方と言えます。
ダイナミックプライシングか死か
今まで使用されてきた繁閑期ごとのレートはもはや使い物になりません。これからは全く新しいパラダイムに突入しつつあるため、1から価格設定を練り直すことが重要となります。そうした時期だからこそダイナミックプライシングに切り替える好機と言えるでしょう。適切な価格設定には、事業存続に必要な手元資金・競合価格・需給バランス・外部要因などをリアルタイムで分析することが求められます。
直感に引きずられない収益の追求
ホテル業界には2つの廃れた考えがあります。その一つが価格低下が、”質の低い宿泊客”を呼び込むというものです。ただ本当にそうなのでしょうか。例えば数ヶ月前の年末年始に宿泊客であった客層は恐らくコロナ によって財布の紐が厳しくなっています。ですが、彼らに従来よりも多少低い価格をオファーしたとしても宿泊客の質の低下は起きないはずです。直感的に価格低下は客層の悪化を招くと思いがちですが、これは今や誤りと言えるでしょう。2つ目に、ホテルレートを下げると平均客室単価を元に戻すのに数年かかるという言説があります。これも誤りです。ダイナミックプライシングを導入すれば、顧客の需要回復に呼応して価格帯がすぐ適切な水準に戻ります。よって、このような懸念は無用となります。
最後に、私は現在行われるべきことは最低限の収益確保だと信じています。その際に過去のデータや他の事業者を拠り所にすると、誤った結論を招きかねないということを留意しておきたいです。
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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。近年、注目を浴び始めているダイナミックプライシングの今後にも注目ですね。今後はこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!
(ダイナミックプラス 菊川)
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